1947-12-05 第1回国会 衆議院 労働委員会 第24号
出張いたしました場合に檢査、調査、滯納處分といつたような場合、あるいは危險な場合には種々特別の手當をつけられる、こういつた制度が近く確立する豫定になつております。
出張いたしました場合に檢査、調査、滯納處分といつたような場合、あるいは危險な場合には種々特別の手當をつけられる、こういつた制度が近く確立する豫定になつております。
○佐藤(觀)委員 今の税務官吏の特別手當に關する件につきまして、國税の調査または國税の滯納處分事務は、片方は四割、片方は五割ということになつておるが、當該職員の生命身體に著しい危險があるときは五十圓に規定しております。これはどういうわけでこういうことになつたのでありますか。
そういたしますと、何か税務の調査、檢査、滯納處分等にいく場合は、納税義務者から重大なる危險に襲われておるということを大藏當局は豫想してのことでございますな。
○今井政府委員 主といたしまして特殊な第三國人等に對する檢査調査ないし滯納處分、こういつた場合が該當するものと考えております。
併しながらこれはそれだけではなかなか税務職員の地位或いは仕事から見まして適當であるとは考えられませんので、或いは最近傳えられております如く、税務職員に對して國税調査或いは滯納處分の場合、或いは危險な仕事に從事する場合におきましては、五割であるとか或いは六割といつたような特別の手當を支給して、そうして税務職員の仕事の特殊性を認めまして、更に一段とこの税務の圓滿なる執行に努力させるようにいたしたいというように
これは督促状を發する税務署の庶務課關係が非常に忙がしかつたのでありまして、これは財産税の物納延納の處理が忙がしいので、殆んど滯納處分ができないというような關係からいたしまして、増加所得税の方の滯納整理ということに手が廻らなかつたのであります。又一つには、相當異議の申立が出ております。
彼らは常に遠洋漁業をもつて業としておつたものでありまするために、船がないから遠洋漁業に出ることができないというので、今日では滯納處分を受けておる者が、保土島村のほとんど半數以上を占めておるというような、哀れな状態に立至つておるのであります。
これは最近まで財産税の物納、延納の處理について、税務官吏が非常にその擔當者がその方で手間をとられたために、ほとんど滯納處分をやることができないような状況でありました。最近におきまして大體においてその處理を終えましたので、滯納整理に集中するというような状態に立ち至つたのであります。これは早急に整理せらるるものというふうにわれわれは考えておるのでございます。
それで出張——最近非常に税務の調査が困難であり、また危險をも伴い、誘惑も多いというような意味合いからいたしまして、出張いたしました度に、國税の調査なり檢査の場合には、基本給、暫定加給の三割、滯納處分の場合には四割というのを見きわめて出すわけであります。
これが對策としては戰時中、弱體化せられました税務機構の擴充強化、税務官吏の待遇改善を行いまして、所得の調査を十分に行い、また本年新たに採用せられたる第三者通報制を大いに活用いたしまして、公平なる課税ををするとともに悪質脱税者に對しては、容赦なく處罰を行い、かつ税の滯納者に對しても容赦なく滯納處分を強行すべきであります。
從つて今後は脱税者調査摘發、罰則の強化、第三者通報制の活用、滯納處分の促進等により、課税の徹底を期することが最も肝要であると考えられますので、この點について今後一段の努力をいたす所存であります。
次にこの特別待遇ということにつきましては、税務官吏といたしましては最近の調査は非常に困難であり、かつまた誘惑も多い、また滯納處分にしても相當危險性もございます。そういうような關係からいたしまして、そういう調査に出かけました場合に、基本給に暫定加給を加えたものの三割を支給するわけであります。これは出張いたしました日に限つて支給するのでございます。
また滯納處分にいたしましても、從來と違いまして、社會的な抵抗なり摩擦を受ける場合が、非常に多くなつておる次第でございます。從いまして、困難な仕事に出張して從事いたします場合に、特別の手當を出すというような方法が考えられております。
しかも國民所得の分布状況は時々著しい變化を示しておりますので、新たな税源を捕捉し、インフレ利得者に對する課税を徹底して、租税負擔の公正と租税收入の確保とを同時にはかるためには、税務機構を擴充強化し、税務職員の待遇改善をはかるとともに、税務の運營方法を刷新し、脱税の摘發、處罰の強化、第三者通報制の活用、滯納處分の促進等により税收の充實に努めることが最も肝要と考えられ、この點につきましては十一月を期し全國的